正歷寺は奈良市の春日神社の南方で天理市近くにある紅葉の名所です(奈良駅からバスで約30分)。
かつては大伽藍でしたが、平重衛の南都焼き討ち(1180年)によりほとんどを焼失。
江戸時代再興されたものの、相次ぐ失火、落雷などの火災により焼失し、さらに、明治維新の「廃仏毀釈」により衰退した。
現在は本堂(敷地の大きさから見て、もとの1/3から1/4の大きさ)、鐘楼、福寿院(重文)を残すのみになっている。
本堂には狩野派の仏画が残されており、福寿院には「木造孔雀明王像(鎌倉時代)」、狩野永納の「富嶽」、岸駒の「竜虎」、福寿院の「天井画」、「欄間」などが残されている。
なによりも、この寺は日本酒(清酒)を初めて作った寺で、現在も「菩提もと」の製造免許をもっており、これで製造した日本酒が寺で販売されている。
![]() 正歷寺 入口 |
![]() 日本酒発祥の地 の石碑 |
![]() 本堂への道 |
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![]() 本 堂 |
![]() 本堂横のもみじ |
![]() 本堂敷地から見下ろす |
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![]() 福寿院の庭園 |
![]() 上方の白塀は福寿院 |
![]() 鐘楼からの眺め |
2012.11.16 撮影 2012.12.09.